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嬉野温泉・和多屋別荘・小原健史です。 (ブログ:753号)
12月になり、気ぜわしくなってきましたが・・・
一昨日、福島県の旅館業界の仲間から、今春私が震災・原発事故の
お見舞いをしたことに対する御礼の意味でしょうか、お歳暮が届き
ました。
段ボールを空けると”美しい位に粒・サイズが揃った立派な柿”の
プレゼントでした。
<福島県の友人から贈られた美しく美味しい柿>

ところが、ダンボルーのふたのシールに「この柿は放射能の影響は
ありません!」との表示があり・・・、愕然としました。
なぜ、このようなシールを張らなければならないのか?
東北地方や北関東の、津波や地震の被災地の方々や原発事故の影響
を受けた福島県民の気持を思えば、誠に申し訳なく、つらくなり、
「福島県の旅館業界の仲間の友人からの”贈り物”に放射能があろ
うがなかろうが、事実、その果物に放射能汚染がはあるわけないが
・・・「俺は福島県民のためにこの柿を食うぞ!」と叫び、家内と
二人でムシャムシャとお腹いっぱい食べました。
・・・と言うのも原発事故直後、長崎大学の放射能被害の臨床治療
の複数の先生方=チェルノブイリに50回も治療に通った教授から、東京
原発事故の放射能の影響は極めて軽微で、チェルノブリの原発事故とは
比較にならない位の程度だ!と詳細のDATAを見せて頂き安全性も
確認しました。
しかし、その先生が専門的な知見に基づき、その意見を新聞やブログ
に記載した途端、全国各地から「御用学者」と総攻撃を受けたそうで、
現在の日本の一部のマスコミの偏見と、一部の国民の「自分達だけの
安全性さえ守れれば良い!」というような、ひとよがりの考え方には
私は猛烈な抵抗感を感じます。
沖縄問題も根源的には同じと思います。
<東京原発の事故の規制地域(左側の上の角の小さな部分)
とチェルノブイリの被災地(写真全体の約9割の地図の部分)>

我々嬉野温泉や佐賀県でも義援金付きプレミアム商品券を発行し、
かなりの額の義援金を継続的に送っている最中ですが、そのことに
加え地震津波の被災地や東京原発の過酷な影響を受けている福島県の
悩み、苦しみ、痛みを積極的に共有しましょう。
私は、戦争はもちろん、原水爆実験には大反対です。
原発もこれ以上造るのは無理です。 原発事故も絶対に起こっては
困ります。
しかし、数百年に一度の大震災の影響で原発事故が起きてしまったら
その後の対応は人間性を持って行うべきです。
当然ながら原発は段階的に消滅すべきとも思います。
<大震災の2ヶ月後の気仙沼の様子>

<津波で二つにちぎれた4トン・トラック>

しかし、なぜ、多くの国民は、今回の事故の放射能の怖さを正しく
理解しようとしないのか?
何故、本当の苦しみを分かち合う行動を起こさず、低レベルでの自分
さえ安全であれば良いと思うのか?
そんな国民には復興支援にもたつく政府・政党を批判する資格はあり
ません。
今の政治家の言動を批判する前に被災地の支援に入り、福島県の食品
を毎日買って食べるくらいの自己犠牲もいとわぬ苦しみの共有、これは
日本人が古来、持つ美学です。
私の場合(恐縮な表現ながら・・・)様々な経験、毀誉褒貶を重ねて
きました。 その中で、「人生は、長生きだけが美学」とは思って
いなくて、私の人生がいかに夢に向かって、目標に向かって燃焼し尽く
したか?・・・が価値だと思っています。
よって、私は千年は生きることはできない人間なので、例えば、多少
の放射能があったとしても数年ぐらいは命が縮んでも、原発事故の
被災地の方々の役に立てれば、それは大いに良いことじゃないですか!
と考えます。
翻って、今回の大震災の津波の影響でえ、既に数万人の方々が命を失っ
ているのです。
今日現在で東京原発の放射能事故で死んだ人は一人もいません。
他人の苦しみ、他地区の悩みを共有することは、とても重要で、義援金
を贈るばかりでは駄目です。
福島県の県民は事故直後、真面目に全県民が北海道に移住しようとした
ことも現地でお聞きしました。
それを抑えてのは、「正しく放射能を恐れよう!」と多数回の講演会を
福島県で開催し、県民を冷静に行動させるきっかけを作った長崎大学や
広島大学の放射能事故の患者を専門的に治療する大学の先生方でした。

被災地の瓦礫についても、嬉野市の隣の武雄市の市長が、瓦礫処理を
受入れると言う大変立派な提案をされましたが、全国から「武雄温泉に
宿泊しないぞ!」ひいては広域圏の嬉野温泉まで「非難・中傷のメール
や電話」がかかってきました!
あれだけの津波被害の瓦礫について、ありもしない「放射能瓦礫」にし
たてて、自分たちだけは別だ! お前の温泉地にはいかないぞ!と脅迫
するあさましい日本人がいることに、私は同じ日本人と名乗りたくない
位の気さえします。
全国で痛みを分け合い、本当の精神、判断力をもった人々による国づくり
を行わないと日本は経済崩壊の前に、「心の絆の崩壊」で国がつぶれます。
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